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楽しや蚊帳生活

当地では4月ごろから蚊が出没しはじめ、電気がないながらも(現在計画停電1日10時間)コンセントに差す蚊取りリキッドを使っていました。 本当は使いたくないものなのですが、刺されるとかゆいし、羽音で眠れないので仕方なしに。 すると子どもに鼻水、頭痛の症状がではじめ、寝起きもよくありません。私も喉の痛みを感じはじめました。

 

そこでバザールで蚊帳を買おうと出かけ、あちこち探し回りました。 売られているのは中国、韓国製のものが多数で、妙にカラフル、レースが模様編み、フリルがヒラヒラで、刺繍があしらっていたりで、シンプルとは程遠いものばかりなのです。 カーテンのように部屋の中のスぺースを陣取るものなので、その存在が部屋の雰囲気を左右します。

何軒目かでやっと希望の白無地を発見!上部にお花の刺繍が入っていますが、そこは目をつぶって。 この刺繍があるために売れるのか?この刺繍の作業工程をなくし、ひとつでも多く生産しないのか?刺繍がないものを安めに売ったら売れ行きもアップするのではないか? ぶつぶつ考えながらも、今まで見てきたものの中では一番マシということで即決!

天井の一箇所にフープを吊って丸く広がるタイプにしました。 サザエさんの家で見かける四箇所に紐を張って長方形のタイプもありました。 形状を記憶したワイヤーがパッと広がってドームテント型のものもあるんですね。昭和初期?の食卓の上に置いてあった蝿帳の大型みたいなのです。

蚊帳を吊り下げる紐の長さを調節して、ベッド上にセット。 やはり白は涼しげです。刺繍も気にはなるものの最小限にとどめられているのでまぁ、よしとします。

子どもたちは帰宅して見るや、喜んでテンションアップ!用事も無いのに蚊帳に入っておやつを食べておりました。 「どうぞ入ってーー!寝てー」と呼ばれています。 この季節はこれから蚊帳生活を楽しむことにします。 破ったり、汚したりされませんように。

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ワールドカップで盛り上がる

ネパールは出場もしていないのに、ここカトマンドゥでもFIFAワールドカップで盛り上がっております。
まさに世界のお祭り!

ライブ放送は深夜にもかかわらず、関心は非常に高いですね。そして関連グッズの売れ行きも好調!テレビや車、飲み物など様々なキャンペーンも実施中。

最も売れているのがユニフォームですね。街中のあちこちに売られていて、たくさんの人がユニフォーム姿、カフェやスーパーの店員も着用しています。我が家の長男も学校でフットサルの授業が始まるというので、シューズを買いに行きました。先月はサッカーボールも新しく買ったばかり。

ナイキのオフィシャルショップでは普通に1足2万ルピーくらいするので、25%OFFでも手が出ません。私もエア入りのフィットネスシューズをば、と手に取るも値段を見て棚に戻しました。子どもサイズのシューズはなかなか売っておらず、3軒ほどはしごして庶民のバザールに移動。

fifa

1軒店がまるごとサッカー関連グッズ販売にシフトしていて、バドミントンのラケットなど隅に追いやられておりました。小さなその店に次から次へと客がやってきては、自分の着たいユニフォームの国の名前を言うのです。

FIFA公式の柄入りサッカーボールも大量に入荷しており「子どもたちはこれが欲しい!」と言い始めるではないですか。家に新品があるよね?

毎日サッカーだけするわけではないので、シューズもごく普通ので十分。しかし国内製の通学用革靴の4倍の値段でした(これでも値切った)。。。

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絶叫!観覧車のスピードに参る

カトマンドゥの中心部に昔からある遊園地。昔入った記憶はあるけれど、遊びに行った事はありませんでした。とあるミッションを受け、一人カメラを抱えて出かけてきました。曇天で今にも雨が降りそうなお天気の中、家族連れ、学生、カップルらが楽しそうに遊んでいます。

日本から来た人間には、いろんな意味でかなりシュールな遊園地に映ります。池のボートや乗馬は楽しそうかなぁ?たった一人で来ている外人、ネパール人から不思議そうな目線を浴びつつ。

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さて、今回のミッションのひとつである、観覧車に乗ってみることに。チケット一人50ルピー也。高いところからカトマンズの景色を眺めることができるとあって大人気のアトラクション。ゴンドラは二人乗りらしく、ひとりぼっちの私はサイドで待機して奇数のお客を待ちました。若い男の子と一緒に乗ることになり申し訳ないな、と思いながら安全バーを下ろしてロック。全部のゴンドラが満席になるまで手動で回転させ、待たされます。

ゆっくりとモーターが回転し始めたかと思うと、だんだんとスピードを上げ、遠心力で外に大きく引っ張られるほどに。ゴンドラの支点が固定されてないため、左右に揺れます。上りはいいのですが、下りはフリーフォール状態で地獄。三半規管が弱くなっているお年頃?でもう、目を開けていられないくらい。いつ終わるの?まだかまだかと祈るような気持ちでこぶしに力が入ります。

同乗の彼は、表情一つ変えずに頬杖をついて、私にインタビューをしてくるではないですか。
「どこの国?家族は?どこに住んでいる?何年目?ここは始めて?」
「早く、止めてー、いつ終わるぅ~?」
「止めてと言ってもとまるわけ無いじゃん」

20周以上まわったかと思ったところでやっと終了。。。降りたら足がガクガク…。
ここの観覧車は景観の観覧のためではなく、間違いなく絶叫マシーンとして存在していることを確認したのでした。