ヒマラヤ山脈を北に有する内陸国ということで海はありません。瀬戸内海を目の前に、夏は海水浴、新鮮な海の幸はどこからともなくタダで頂けるという環境で育った私はネパールに移り住んでホームシックとは言わないまでも、海と魚介類は恋しい。
子どもたちもお寿司や焼き魚は好きなので、沢山食べさせてあげたいのですが、高い割りに冷凍解凍を繰り返し霜でガチガチになったようなものが売られているのを見ると、売場を後にしてしまいます。先日、夕食時に夫がタイ料理レストランからお持ち帰りをしてきました。←知人のお店で度々お世話に預かっています。
海老の入ったグリーンカレーはちょっと次男には辛かったようで、長男と私二人で4尾の海老を食べてしまった後に「ボクの海老は?海老がない!ウワーン」と涙を流して泣き出しました。カレーは辛くても海老だけは食べたかったのだと。もう謝るしかありません。それにしても海老くらいで悲しい思いをさせてしまうことを惨めに思いながら「明日海老を買ってくるからね。なんぼでも食べてええよ」といって慰めましたが、こちらまでなんだか辛くなるではありませんか。
エビは空輸なので国内で入手できる肉類よりやはり高いんですが、ネパール人が最上級であるヤギの肉を食べるくらいの頻度で、私たちは海老や海の魚を頂いても罰はあたらないよな。などと小市民な考えをするのでした。
しかし、ネパール人がヤギを食べる頻度ってどのくらい?家庭によって大きく異なるし、ベジタリアンの家庭はもちろん食べない。貧富の差でも違うだろうし、毎日~年1回とか幅が大きそう。
我が家は「真土不二」という考えと経済事情を鑑み、ごくごくたまにということにしようと思います。